鳩のライフハックブログ

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学生時代にもっと本を読んでおけばよかったという話

 私は読書が好きです。

 あくまで楽しむために読むので自己啓発本よりは小説のほうが多いのですが、それでも活字を目で追うことが好きなので様々な本を読みます。

 

 しかし、昔から本好きだったというわけではありません。

 むしろ活字が嫌いで、学生時代の読書感想文に四苦八苦していました。(´・ω・`)

 

 じゃあ何が好きだったのかというと、もっぱらテレビゲームです。

 廃人……とまでは言いませんが、学生時代の友人との楽しい思い出の半分はゲームというくらい生活の割合を占めていました。

 

 そんな私が本好きになった経緯と、本の魅力をご紹介します。

 

目次

 

きっかけは1冊のミステリ小説

  面白いもので、今や生活の一部に溶け込んでいると言っても過言ではないほど慣れ親しんでいる読書との出会いは、劇的なものでもロマンチック(?)なものでもありませんでした。

 大学に入学して数ヶ月が経ったある日、何の気なしに覗いたとあるサイトで小説を紹介している記事を見かけただけだったのです。それだけです。

 ただ、そこで出会った小説が自分を読書の世界に引きずり込んだことは間違いありません。まさにこの本に出会うことは運命づけられていたのです。

 

 その本とは森博嗣すべてがFになるです。

 

 あらすじをご紹介すると

密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ
コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。 

 といったものです。

 

 重要なのは著者がバリバリの理系であり、ミステリにも理系の知識が用いられている点です。

 私は高校、大学と理系の道を歩んできていたため、このミステリ小説を初めて読んだときの衝撃は計り知れないものでした。

 

 Σ(・□・;)<そんな密室の作り方があるのか!!!

 

 その日以来、私は初めて『すべてがFになる』を読んだときの衝撃を再び味わいたいという一心で様々なミステリ小説を読み漁り、そのたびに著者の仕掛けるトリックに魅了されていくのでした。

 

ゲームでは味わえない興奮

 仲間と力を合わせて世界を救ったり、凄惨な戦争を疑似体験したり、リアルの友人と助け合ってモンスターを倒したりと、ゲームは日常では体験できないことを自らが主人公になり体験できます。さらにその世界を疑似体験する以上、ルールはかなり厳密であります。ゲームというのは映画と同じく映像として目に入り込んでくるため、ダイレクトに心を揺さぶられることが多く、そしてその力は比較的強いです。

 

 それに対し、読書は目に入り込んでくる情報が活字のみです。そこから先は読者の想像にお任せです。なのでその本を読んで思い描いた世界は、読者ひとりひとりが違うのです。文字というあいまいなものだからこそ、決まりきった表現にならず、想像の幅が広がるのです。

 これは物語にも言えることで、その本を読んだ結果、物語の結末を肯定的に捉えた場合はハッピーエンド、否定的に捉えた場合はバッドエンドに見えたりすることがあります。

 同じ物語を読んで違う感想を抱く。これはゲームではなかなかできない体験です。

 

 他には文章だけでしか表現できない事象というのも面白いのですが、ここでは割愛します。あまり熱を上げると長くなってしまうので。

 

まとめ

 今ではゲームと読書の比率が反転してしまっています。気付けただけ良かったのかもしれませんが、もっと早くに読書の魅力に気付いていればなあという思いからこの記事を書きました。

 もしこの記事をご覧の学生さん、もしくは社会人の方でも読書に興味がないという方にはぜひ1冊、自分が面白いと感じる本に出会っていただければと思います。

 といっても「読書に興味のない人間が面白いと感じる本なんてどうやって探すんだよ!」と思われるかもしれませんので、読書の入門としておすすめする本を紹介する記事を書こうと思います。こちらを参考にしていただけると面白い本に出会える確率が少しばかり上がるかと思われます。